THE JOHN COLTRANE documentary/CHASING TRANE
毎月1日は映画の日だとかで料金が安いという神話はまだ生きているのかと確認に行ったらば、まだ健在だった。今後もよろしくお願いしたい。
ってなわけでコルトレーンの映画だ。ドキュメンタリーかつ100分以内のコンパクトさなので観たかったのだが、これで心配なのは眠気。BGMはコルトレーンに決まっているので気持ち良くて寝る可能性がある。
過去にはリー・モーガンの映画も寝てしまった。サブスクでも何度かトライしたがその度に寝てしまい、内容はおろかBGMすら覚えていない。
コルトレーンに話を戻す。
冒頭「彼は宇宙船を持っていて、どこへでも行ける。」的なモノローグから、どっちかというと宇宙船ならSUN RAのイメージだななどといきなり思考は脱線をはじめ、サンダーボルトの原作や十九歳のジェイコブもコルトレーンだったな、ガンダムから中上健次って広いな。どっちも映画化されたら違ったっけ?(映画化は十九歳のジェイコブではなくて十九歳の地図の方だった。)とか思ったけど、よく考えたら日本ツアーしてるくらい売れてるわけなんだから、そりゃいろんな人が影響されても不思議じゃないな。
そんな感じで脱線した思考と気持ち良い眠気とともに観ていたわけだけど、ベニー・ゴルソンだったか、コルトレーンの思い出を語る中、喪失感に耐えかねて崩れ落ちそうになりながら絞り出すような感じの「Oh~」が印象に残る。
いい人なんだろうな、ベニー・ゴルソン。(それが本人だったか確信はないけど。)
南佳孝/south of border
最近は回数も減ったが現在もレコードを買っている。
減ったとはいえ続けていれば、いつ、どこで、なぜ、といった3Wが浮かぶものが出てくるし、そもそも3Wすら浮かばず忘れているものもある。
そこでランダムにチョイスして聴き直すこととした。天井から床までびっしりのコレクターでは無いのでやろうと思えばできるのがミソだ。
というわけで今日目に留まって引っ張り出したのは南佳孝/south of borderなのだが、まず季節感がズレている。
まあ目に留まったものをかけていくのだから仕方がないのだけど、ダウンジャケット重ね着で大寒を凌ぐこの時期に夏のリゾートまっしぐらのレコードだ。
その昔、「夏だ!海だ!タツローだ!」といったコピーがあったが、このレコードは曲がボサ、柔らかいサンバなだけに個人的には山下達郎より夏感が高い。池田満寿夫によるジャケットもリゾート感に溢れてる。
しかし季節感はともかく、これ3分台の曲が多くてとても聴きやすい。とても今っぽい尺だ。
アレンジは世界の坂本。つーか、ティン・パン・アレー、YMO揃い踏みのバッキング。
ここにもまたリゾート感がある。というか高級感。
ところでティン・パン・アレー、ティン・パン・アレイのどちらが正しいのか。
マルジェラが語る”マルタン・マルジェラ”
今日からBlogを再開する。
SNSの隆盛に伴い自分もBlogをやめてしまったわけだが、まあ僕はSNSには向いていないようだ。スピード感とか。文字数とか。
そもそも過去Blogに書いていたことも備忘録(独り言)のようなものだったし、SNSである必要もないわけで、そのまま続けていたらよかった。
mixi日記とか継続して続けていたら今となってはクールだったかも。知らんけど。
で、マルジェラ。備忘録と言いながら今日観たとかではなく、年末の話である。
昨年最後に観た映画となる。
今日でも直近でもないのかよ、何でだよという話だが、このテキストの入力画面が白いから思い出したと根拠づける以外、自分でも理由がわからない。
しかも感想もこれといったものはなく、あんな感じの声なんだといったもので、むしろこの一つ前のマルジェラ映画について、当時のスタッフがマルジェラ本人と仕事をしていたことを誇りに思っていることが伝わってくるのに、それ以上に哀しさが通奏低音として流れ続けるのは何でだったんだ?とか思い出しているうちに終わったというもので、ほんとなんでこれを書いているのかよく分からない。
まあでも、今日PCの前で思ったことを書くのだから、脈絡がなかろうがタイトルに偽りありだろうがこれで良しとする。
そういえば当日は一応マルジェラの服を着て行ったわけだが誰もマルジェラの服は着ていなかったのも思い出した。まあマックイーンの映画だっていなかったけども。