日記

観る/聴く/読む

君たちはどう生きるか

リン魂の頃の有吉を観て「根底に太々しさがある」と評したのはナンシー関だった。その後の有吉を観ればそれは大正解であり卓見であったわけだけど、今日の紅白の有吉は初々しかった。24時間TVでのダウンタウンとは違った。当たり前だが。

その時の年齢もあるだろうが、それ以上に何か思うところがあるのだろうなと感じさせる位の違いだった。

 

思えば昨年の紅白は少なからずそれまでの太々しさがあった様に思う。(もちろん感慨はあったけだろうけれども。)今年は完全に地に足がついていた上で緊張して司会を務めていた。司会もそして自身の出番も2年連続の出演で同じ曲なのに初々しかった。

 

他人の事が分かるわけはないが、宮崎駿高畑勲に決着をつけるべく映画に登場させてある程度吹っ切った様に、有吉は上島亡き後どう生きるか、ある意味吹っ切ったのだと思う。(立ち直ったとか忘れたとかではない。)昨年よりも今年の方が上島を意識している様に思えた。それが初々しさに見えたのだろう。ウッチャンナンチャンが出てたからということだけではないと思う。

 

有吉、オール阪神・巨人10-feetyoshikiと今年はテーマが追悼なのかと思う位の紅白だったが面白かった。通しで見たのは久しぶりだ。